『マックラ森のヌシ』あとがき


僕は少女漫画がどちらかというと好きです。古典的な少女漫画的な感性とロココ的なロリータ趣味をミックスした感性を乙女属性といいまして、こういう感性をもった人を男女性別問わず『乙女』と呼びます。たとえばピューと吹くジャガーの白川高菜ちゃんがそうですよね。この作品を描いていた当時僕は乙女趣味に凝っていました。では少女漫画を描けばいいではないかという話になりますがぼくは『ギミックを媒体とした冒険もの』しか描けません。他のジャンルの漫画は描けないのです。そこで苦肉の策でメルヘンチックなおもちゃやさんを舞台にすれば乙女感性と冒険ものを両立できるかもしれない。そこでおそらく史上初の乙女系冒険漫画『マックラ森のヌシ』を執筆したわけです。いままでにないジャンルです。乙女系は恋愛系漫画はおおくても冒険ものはすくないから描くのが大変でした。だから乙女属性をもった方々からみたら僕の漫画は異色にうつるかもしれませんね。本来水と油である少女漫画感性と冒険もの感性を両方持った作家ですから。そして苦心の作『マックラ森のヌシ』はここに完成したのです。 inserted by FC2 system